- 肺がんリスクスクリーニング検査(医療従事者向け)
- 胃がんリスクスクリーニング検査(医療従事者向け)
肺がんリスクスクリーニング検査
LUNGClear™(ラングクリア)は、たった5mlの採血で、血液中のマイクロRNAとCEAを測定し、肺がんのリスクを判定するスクリーニング検査です。
マイクロRNAとは?
マイクロRNAは、生物の様々な生命活動を制御する小さなノンコーディングRNAです。がん細胞の死滅時に放出されるctDNAとは対照的に、血中を流れるマイクロRNAは生きたがん細胞によって活発に分泌されます。したがって、マイクロRNA 発現量を測定することで、がんの量を知ることができます。
検査の概要肺がん関連マイクロRNA11種とCEAを定量
- 対象
- 肺がんの平均的なリスクを持つ40歳以上の成人
- ターンアラウンドタイム
- シンガポールの検査所での検体受領から
レポートまで10 ~ 15 営業日
- 検査原理
- マイクロRNA の検出はRT-qPCR を用いて、CEAはECLIA 法を用いて、ヒト乏血小板血漿における肺がん関連マイクロRNA11種とCEA の発現量を定量します。
- 検査の報告
- 独自のアルゴリズムに基づいて、リスクスコアを算出。
高リスク・中リスク・低リスクの3段階で肺がんのリスクを判定します。
感度と特異度肺がんの検出感度72%、検出特異度80%を実現
LUNGClear™(ラングクリア)は、他の肺がん検診と比較しても非常に高い感度、特異度を実現しています。世界中の大学、研究機関、病院と共同開発し、国内臨床的検証を実施(2021-2022年)し、2022年第63回日本肺癌学会学術集会で研究結果を発表しています
他の肺がん検査との感度の比較(ステージⅠ)
1. Haaf et al. Cancer Epidemiology 2015
2. Thunnissen. Journal of Clinical Pathology 2003
3. Miyagi et al. Ningendock 2014
4. 坪井正博ら、肺がん早期発見のための循環マイクロRNAバイオマーカーパネル検査についての多施設共同研究、第63回日本肺癌学会学術集会、2022
ステージ別、組織型別感度肺がんのステージや組織型を問わず
高い感度での検出が可能
LUNGClear™(ラングクリア)は、肺がんのステージや組織型を問わず高い感度での検出が可能です。早期(ステージ 0-I)、進行期(ステージII-IV) ではそれぞれの感度は70%、79%でした。また、腺がんおよび扁平上皮がんに分けて感度を解析した結果、腺がんの検出感度は71%、扁平上皮がんでは73%でした。
ステージ別感度
組織型別感度
坪井, 肺癌を早期発見する循環型miRNAバイオマーカーパネルの多施設共同検証, 2022
掲載情報学術誌での使用実績
ミレックサスのマイクロRNA検出技術に関する研究や知見は、各学術誌で報告されています。
学術誌「PNAS」掲載情報
High-performance quantification of mature microRNAs by real-time RT-PCR using deoxyuridine-incorporated oligonucleotides and hemi-nested primers
Author(s): Ying L, Du L, Zou R, Shi L, Zhang N, Jin J, Xu C, Zhang F, Zhu C, Wu J, Chen K, Huang M, Wu Y, Zhang Y, Zheng W, Pan X, Chen B, Lin A, Tam JKC, van Dam RM, Lai D™, Chia KS, Zhou L, Too HP, Yu H, Mao W, Su D. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS) 2020 Oct 6;117(40):25036-25042
欧州肺癌学会で発表した論文情報
Optimization and Validation of a Circulating microRNA Biomarker Panel for Early Detection of Lung Cancer in a Japanese Population
29 March - 01 April 2023, Copenhagen, Denmark
胃がんリスクスクリーニング検査
GASTROClear™(ガストロクリア)は、たった5mlの採血で、血液中のマイクロRNAを測定し、胃がんのリスクを判定するスクリーニング検査です。
マイクロRNAとは?
マイクロRNAは、生物の様々な生命活動を制御する小さなノンコーディングRNAです。がん細胞の死滅時に放出されるctDNAとは対照的に、血中を流れるマイクロRNAは生きたがん細胞によって活発に分泌されます。したがって、マイクロRNA 発現量を測定することで、がんの量を知ることができます。
検査の概要胃がん関連マイクロRNA12種を定量
- 対象
- 胃がんの平均的なリスクを持つ40歳以上の成人
- ターンアラウンドタイム
- シンガポールの検査所での検体受領から
レポートまで7 ~ 10 営業日
- 検査原理
- マイクロRNA の検出は、RT-qPCR を用いて、ヒトの血清中の胃がん関連マイクロRNA12 種を定量します。
- 検査の報告
- 独自のアルゴリズムに基づいて、リスクスコアを算出。
高リスク・中リスク・低リスクの3段階で胃がんのリスクを判定します。
検査の特徴胃がんの検出感度87%、検出特異度68.4%を実現
GASTROClear™(ガストロクリア)は、他の胃がん検診と比較しても、胃がんの全ステージにおいて非常に高い感度、特異度を実現しています。世界の大学、研究機関、病院と共同開発し、シンガポールでIVD承認(2019年)、EUでCEマークを取得(2017年)しています。
他の胃がん検査との感度の比較(全ステージ)
Gut 10.1136/gutjnl-2020-322065 on 7 October 2020.
検査の特徴胃がんのステージや組織型を問わず高い感度での検出が可能
GASTROClear™(ガストロクリア)は、胃がんのステージや組織型を問わず高い感度での検出が可能です。前がん状態である高度異形成(High grade dysplasia)も60%の感度で検出されました。また、胃がんの組織型の感度も、腸型(Intestinal)とびまん型(Diffuse)においても高感度で検出されました。
ステージ別感度
組織型別感度
Gut 10.1136/gutjnl-2020-322065 on 7 October 2020.
掲載情報学術誌での使用実績
ミレックサスのマイクロRNA検出技術に関する研究や知見は、各学術誌で報告されています。
学術誌「Gut」掲載情報
Development and validation of a serum miRNA biomarker panel for detecting gastric cancer in a high-risk population
Author(s): So JBY, Kapoor R, Zhu F, Koh C, Zhou L, Zou R, Tang YC, Goo PCK, Rha SY, Chung HC, Yoong J, Yap CT, Rao J, Chia CK, Tsao S, Shabbir A, Lee J, Lam K-P, Hartman M, Yong WP, Too HP, Yeoh KG. Gut 2021 May; 70(5):829-837. Epub 2020 Oct 7.